「ジョコビッチの生まれ変わる食事」:ジョコビッチのWillingness To Pay(後編)

ジョコビッチ選手が実践する食事法

ルールその3:「前向きであれ」

ジョコビッチ選手は同じ食材であっても、その摂取の仕方によって「明るいエネルギー」「暗いエネルギー」があり、「暗いエネルギー」はそのエネルギー量も少ないと考えています。
そこではわかりやすい例として、「暗い感情を抱えて食事をすれば、味わいもなくなり、そこから得られるエネルギーも減少する」と述べられており、食事前にお祈りをするのも一つの理由だと言っています。

ルールその4:「量ではなく質を追求する」

ジョコビッチ選手も、かつては最高のパフォーマンスを実現するために十分な量の食事を摂っているのか不安であり、結果的に食事を摂りすぎていたのではないか?また、トップアスリートと言われる人の多くもそうではないか?もしくは、アスリートではない人は、逆に食事を摂りすぎではないかと思っているのではないか?と問いかけをしています。そういったことを感じている人には、気持ちを食事に集中して摂取すること、そして、自身の身体とコミュニケーションをとり、その声を聴くことによって自ずと判断ができるものだと語っています。
そして、食事の量に対して色々と考えたり計測したりするよりも、食事の質について気を遣うことの方がはるかに重要なことであるとしています。彼の場合の食事の質とは、栄養価が高くて、より「クリーンなエネルギー」が得られるものだとして、新鮮かつ自然に近い食材を求め、有機野菜やグラスフェッドの肉などにこだわっています。というのも、食材に添加物や化学薬品が含まれている場合には、その薬品の働きがわからないために身体に明確な指示を与えることができなくなってしまうからです。

良い食材を手に入れることを投資と考える

今回はジョコビッチ選手の食事摂取時のルールを中心にご紹介しましたが、そこでのポイントは以下の4つでした。
・自分の身体に合ったものを食べるということ。
・食材の効能を正しく知り、身体に余計な負担をかけずに同化させるということ。
・食材の効能を最大限に身体に取り込むこと。
・効能のわからないものが入っている食材は避けること。
そして、食事の最中のみならず、その前後でも身体とコミュニケーションをとることの重要性についても指摘されています。
これらは決して彼のようにトップアスリートだけが行う必要のあるものではありません。私たちも、それぞれの自身の生活の中で最高のパフォーマンスを発揮すべき場があります。私たちも、1日に3度の機会がある食事について、実践する必要があるのではないでしょうか?

最後になりますが、本書の中でジョコビッチ選手は質の良い食材は、彼の場合は有機野菜・グラスフェッドの肉・天然の魚などですが、価格が高い、けれども「投資する価値」があると述べています。
ここにこそ、彼のWillingness To Payがあるのです。
彼は、食材を自分のパフォーマンスを最大限に引き出すために必要なものであり、そのために食材を購入しているのではなく、食材に投資していると考えているのです。彼の真摯に食に臨む姿勢、そして彼のパフォーマンスの素晴らしさの源泉はそこにあるのかもしれません。
私たちも、個々人ではそれぞれ財布事情もパフォーマンスに対する経済的な対価も異なるでしょうが、食材を購入する際には「前向きに」投資をしているというスタンスでされてみるのも必要ではないでしょうか?

「ジョコビッチの生まれ変わる食事」:栄養素を意識して摂る(前編)

引用・参照図書 : ジョコビッチの生まれ変わる食事 (株式会社 三五館発行)

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