見てみた野菜の価格:高騰する葉野菜の価格(後編)

値上がりする「白菜」と「ほうれん草」

見てみた野菜の価格:高騰する葉野菜の価格(前編)に引き続き、2017/11月から2018/1月にかけて高騰を続ける葉野菜について、「白菜」と「ほうれん草」を見てみました。
ともに値上がりしている葉野菜ですが、大田市場の入荷量と価格推移を比較してみると意外なことが見えてきました。
「白菜」は2017/10月以降はすべて前年同月比入荷量が増加していますが、、2017/12月、2018/1月では市場価格がそれぞれ昨年より23%、58%程度市場価格が値上がりしているのです。
「ほうれん草」は2017/11月以降はすべて前年同月比入荷量が減少しており、それにつれて市場価格が上昇しています。
同じように値上がりしている「白菜」と「ほうれん草」ですが、その理由が異なるようです。

白菜について

<大田市場月間入荷量と月間平均市場価格:前年同月比>
2016/10月 vs 2017/10月
8,726トン vs 10,453トン  143円 vs 54円

2016/11月 vs 2017/11月
7,386トン vs 8,669トン   120円 vs 82円

2016/12月 vs 2017/12月
7,144トン vs 8,238トン 84円 vs 103円

2017/1月 vs 2018/1月
6,368トン vs 6,971トン 95円 vs 150円

また、白菜については2018/1月には輸入数量が2,213トンと過去3年間で最大量となっています。
例年の同月と比べても遜色のない入荷量ですが、葉物野菜の「レタス」の品薄に引きずられる形での値段の高騰、輸入による数量手当が行われていたことがわかります。
「キャベツ」同様に、「白菜」も「レタス」の代替としての需要があったようです。

ほうれん草について

<大田市場月間入荷量と月間平均市場価格:前年同月比>
2016/10月 vs 2017/10月
436,430トン vs 645,809トン  874円 vs 528円

2016/11月 vs 2017/11月
562,145トン vs 365,013トン   634円 vs 949円

2016/12月 vs 2017/12月
703,035トン vs 435,612トン 488円 vs 933円

2017/1月 vs 2018/1月
705,712トン vs 520,365トン 470円 vs 835円

以下のグラフでも分かるように、「ほうれん草」については通常の値動きのような気がします。
同じ葉野菜と言っても、「レタス」、「キャベツ」、「白菜」とは異なるようです。

参照データ元:
東京中央卸売市場 市場統計情報
http://www.shijou-tokei.metro.tokyo.jp/index.html
財務省 貿易統計情報
http://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm

 

見てみた野菜の価格:高騰する葉野菜の価格(前編)

見てみた野菜の価格:キャベツの輸入価格と輸出戦略

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