見てみた野菜の価格:「だいこん」 小売価格_都市別比較

皆さんは日本人がたくさん食べている野菜は何だかご存知ですか?2015年8月に厚生労働省が発表した結果によれば「だいこん」だそうです。「だいこん」はでんぷん消化酵素のアミラーゼを含み消化作用を助けてくれます。ビタミンCの含有量も多く、葉の部分に含まれるカロチンとともに抗酸化作用を発揮してくれます。また、葉の部分にはカルシウム・ナトリウムなどのミネラル分が豊富に含まれている食材です。
今回は各都市の店頭小売価格を比較し、主要卸売市場の市場入荷量と価格について見てみましたが、どの市場も価格変化については同じような傾向を持っていることがわかりました。

 

都市の中でも「ばらつき」のある小売価格

2015年1月から2017年8月までの約80都市の「だいこん」の小売価格の平均を見てみると、129円からその1.6倍にあたる203円(円/kg)の価格の幅があることがわかりました。2016年の卸売市場出荷量については、千葉県・北海道・青森県・神奈川県・鹿児島県がトップ5となっています。

データ参照元: 総務省統計局 小売物価統計調査
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/OtherList.do?bid=000000680001&cycode=1
データ参照元: 農林水産省 青果物卸売市場調査報告(産地別)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001188443

8割の「だいこん」が東京・横浜卸売市場へ

前回「ほうれん草」の小売価格の都市別比較記事の中で、福岡市中央・北九州市中央卸売市場と東京大田市場における市場価格と入荷量を比較した際に入荷量について大きな差異がありましたので、「だいこん」について調査してみました。以下2017年1月から9月までの主要市場における調査結果であり、入荷量は「だいこん」の入荷量(t)に基づく比率を、入荷価額は入荷量(t)×価格(円)による割合をグラフ表示しています。20%以上が東京大田市場に出荷、東京の大田・築地・豊島・淀橋市場と横浜本場市場の5市場に約40%が、大阪(2市場)・京都に25%が出荷されていることがわかりました。


データ参照元:農林水産省 統計 青果物卸売市場調査(旬別結果)
http://www.maff.go.jp/j/tokei/syohi/syunbetu.html

東京大田市場の価格に連動する他市場価格

東京大田市場の価格は日本全国の市場の指標となっています。ここでは、実際に同じデータを使って各市場の「だいこん」の価格の変動について大田市場の価格変動とどれくらいの相関があるか調べてみたところ、かなり高い相関が得られました。実際、札幌・横浜・高松・福岡の中央市場の値動きと東京大田市場の値動きをグラフで見てみると、価格自体に差はあるものの、価格の動きについては同じような動きをしています。
果たして、全国の市場における需給具合は毎日どこも同じようなものなのでしょうか?皆さんは違和感を感じませんか?

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