【まとめ】食材の価格:青果物のサプライチェーン

普段、当たり前のようにスーパーマーケット・八百屋さんで買っている青果物。あるいは、道の駅などの直売所でも購入することのある青果物。ところで売られている価格はどれくらい違うのでしょうか?農家さんが手にする金額はどれくらい違うのでしょうか?そもそも市場の成り立ちや役割とは?市場を経由する青果物・市場を経由しない青果物の取引量はどうなっているのか?また、青果市場で小売店が価格決定時にパワーを握っているのは何故なのか?様々な角度から調べてみました。

食材の価格:青果物のサプライチェーン(その1)

野菜って基本的には生産者→JA→青果市場→小売店という流れで私たちの食卓に来ていますが、そもそも青果市場はいつ・何故できたのでしょうか?そしてどのような役割を担っているのでしょうか?実は100年近く前に生産者・消費者のために考えられた仕組みだったんですね。そして時代の流れに合わせる形で、その仕組みも変化していることがわかりました。

食材の価格:青果物のサプライチェーン(その2)

私たちは生産者→JA→青果市場→小売店と流れてきた野菜を買う以外にも、道の駅や直売所、あるいはインターネット経由でも野菜を買うことができます。実際調べてみると、市場を通して売買されている野菜が3兆円程度、直売所を経由してくる野菜が約1兆円ということでした。また、意外にも市場で「せり」を通じて取引されている野菜が10%程度だったこともわかりました。

食材の価格:青果物のサプライチェーン(その3)

生産者→JA→市場→小売店で並んでいる野菜と生産者→直売所で売られている野菜とで、「値段」はどれくらい違うのでしょうか?また、農家さんが手にする金額についても調べてみました。すると、キャベツ1玉当たり小売店では156円に対して直売所では120円で売られていることが、そして農家さんが手にする金額が67円に対して102円だということがわかりました。もちろん、販売量が違うので一概には言えませんが、結構違うことがわかりました。

食材の価格:青果物のサプライチェーン(その4)

小売店が市場ではパワーを持っていると以前書きましたが、野菜の値段を決めているのは市場にいる大卸と仲卸の間で決めているはずなのに何故そうなっているのでしょうか?中小規模経営の多い仲卸に対して量販店が大口取引先であること、規格化された野菜を取引していることから、市場外にいる小売店のBuyingPowerのしわ寄せがきていることがわかりました。生産者である農家さんが価格決定権を取り戻すためには、野菜の「価値」をしっかりと考え「希望小売価格」を提示しないと、そのしわ寄せが今度は農家さんに行ってしまいます。

食材の価格:青果物のサプライチェーン(その5)

2018年6月に卸売市場法改正法案が可決・公布されました。今回の改正のポイントを見てみた結果、生産者の「こだわり」が価格反映されず、ひいては最終消費者の求める青果物とのギャップが拡がるのではないかと危惧せざるをえません。

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